宇宙論 メモ 「創造主」はいるのだろうか?
量子力学と宇宙論の本を読んでますが
宇宙論では4%しか問題がわからない、ということ
結局、まだまだわからないことが多いのだが
量子力学は、奇跡などもあり得る
非常に低い確率だが 壁を手がすり抜けることもある
という話など色々ロマンありますw
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無からなぜ有が生まれたのか? 最先端の量子物理学は宇宙誕生の謎を解明しつつある。
宇宙は平坦だった、加速膨張する宇宙、2兆年後はすべての天体が姿を消す
- ハッブルの法則により宇宙が膨張していることは知られていた。
- 宇宙の年齢(宇宙の端までの距離)=130億年で誤差は±5億年
- 世界最大の望遠鏡(パロマー山の5m望遠鏡)で光学的に確認できる宇宙は20億光年まで。
- 宇宙背景輻射は1965年以降、ノイズとして観測され、その温度は絶対温度で2.7度だとわかっていた。
- 曲率が正、負、ゼロの宇宙の3つの可能性があることが予想されていた。
- 宇宙がビッグバンで始まり、宇宙の晴れ上がりがあったことは予想されていた。
- ビッグバンの詳細は全くわかっていなかった。特異点で始まるという矛盾をかかえていた。
- 生まれて間もない高温の宇宙で発せられた光の残照、
それが宇宙マイクロ波背景放射である。
宇宙誕生の瞬間を見ることは不可能だ。
しかし誕生から30万年後の姿は見ることができる。
宇宙背景放射の精密な観測(COBE、WMAP、Plank 2013)が行われ、
宇宙誕生時のプランクスケール(超ミクロなスケール)での
量子力学的な不確定性原理による揺らぎが全方向について確認された。
これは宇宙誕生時にインフレーション(劇的な膨張)が
マクロな世界でも見れるほど揺らぎを拡大させたことを意味している。
- 130億光年離れた宇宙を撮影できるようになった
- 宇宙は「無」から誕生した。
「無」から物質が生成するしくみは量子力学の
「粒子の対生成・対消滅」、
量子電磁力学の「仮想粒子」の理論が根拠とされる。
その直後にインフレーションがおきた。
また、宇宙背景放射は揺らいでいるものの、その揺らぎの量は小さく全体的には均一である。
その均一性はその小さな「無」の領域が真空エネルギーで満たされていて
相転移をすることで、指数的な膨張がおきたことを示している。
宇宙背景放射のわずかな揺らぎとは「無」から生まれた物質と反物質のわずかな非対称から生じたのだ。
この「無」には2つの選択肢が候補として考えられている。
1つはプランクスケール程度のサイズのあらかじめ存在している空間の中で何かが生じる場合。
これらの「無」は宗教や神学者が説くところの「無」とは全く異なるものだ。
後者の「無」については本書では「まだよくわかっていない。」という立場をとっているが、
現代の数学者や数理物理学者が考えている仮説は次の記事でお読みいただける。
時間とは何か、空間とは何か: S.マジッド、A.コンヌ、R.ペンローズ他
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/d80d021f4fba492bf0e3f47615289422
- 通常の物質とダークマター(暗黒物質)、
ダークエネルギー(暗黒エネルギー)の比率はこのように予想されている。
ただし本書では通常の物質は1パーセントだと紹介されている。
- ダークマター(暗黒物質)の存在やその量は
重力レンズ効果の測定による銀河団の質量分布の解析や銀河の回転速度の精密な測定によって予想されている。
ダークマターが何でできているかはまだ解明されていない。
もっと詳しく言えば、ダークマターの存在を示唆する根拠は
銀河の回転速度、弾丸銀河団のような銀河団による背景物体の重力レンズ効果、
そして銀河および銀河団を取り巻く熱い気体の温度分布などの観測結果である。
- ダークエネルギー(暗黒エネルギー)は70億年前から始まった宇宙の加速膨張によって予想されるようになった。
それが何なのかはまだ解明されていない。
加速膨張はダークエネルギーの斥力的な重力による。
70億年前から始まった宇宙の加速膨張は標準光度の超新星爆発を使った
距離測定(ハッブル定数の測定)によって明らかになった。1998年のこと。
- 人間原理、ランドスケープ問題、マルチバース(多宇宙)の予想。
この宇宙の物理法則が少しでも違うと物質をはじめ私たちは生まれてこなかった。
これは偶然なのだろうか?
それとももともといろいろな物理法則で成り立つ宇宙があり、
たまたま私たちは現在の宇宙に生まれたのだろうか?
超弦理論やインフレーション宇宙論は、そのような多宇宙が無数に存在することを示している。
なぜそう予想されるのかは本書で詳しく解説される。
最後になるが、宇宙やその中で働く物理法則に「創造主」はいるのだろうか?
クラウス博士は明確にそれを否定している。
もし創造主がいるとしたら、その創造主はどのように生まれたのだろうか?
これは2000年以上前から投げかけられてきた矛盾であり、哲学者や神学者は神の永遠性を根拠にその正当性を主張してきた。
本書でクラウス博士は神学者との対話により彼らが「無」についてどのように考えているか、
彼ら考え方が矛盾に満ちたものであることを解き明かしている。
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