法律の抜け穴を利用したビジネス ネットカフェなど|忍者猫 ブログ

法律の抜け穴を利用したビジネス ネットカフェなど

法律の抜け穴を利用したビジネス ネットカフェなど

「法律の抜け穴」っていうと仰々しいですけど
ネカフェは上手い具合に宿泊施設にならないように
立ち回りながら

でも実質はもっとも安くて
簡易な宿泊施設として機能しています。

本来の宿泊施設(ホテルや旅館等)は
「旅館業法」という法律で規制されており
宿泊施設に該当する条件とは

「宿泊をサービスとして提供して対価を受け取ること」
と定められています。

そして、「宿泊」の定義とは法律では
「寝具を使用して施設を利用すること」です。

なので、ネットカフェや漫画喫茶では意図的に寝具


(ベッドや布団)の利用を避け、あくまでお客さんがウレタンマット

(座るところ)の上で勝手に寝ているという建て付けなので
「宿泊業」とは見なされず、宿泊業としての
営業許可や検査から逃れているわけです。


同様の理由で「一泊●●円」「ゆっくり眠れます」
とか書いちゃうとそれでもアウトになるので
大手のネカフェは巧妙にそれらの表現を避けているみたいですね。


そうやって「宿泊施設」の定義から外れてくれている
おかげで一部屋あたりの設備費が抑えられ
利用者は安い値段でお手軽に泊まれることになります。


たまに「この観光地はネットカフェさえあれば充分なのにな」
とか思いますが、そういった場所に限って

ネカフェがないのは地元の宿泊業者に義理立てしているのでしょう。


なお、「毛布」については寝具なのでこれを
貸し与えると法律的にはアウトらしいんですけど

「ブランケット」として提供すれば防寒具なので
セーフだそうです。毛布とブランケットって違うのかしら?


そういえば、大阪発祥の「ガールズバー」も似たようなものですよね。

キャバクラやホストクラブみたいなお店の人が接待してくれる
お店は風営法的には「接待飲食等営業」

というジャンルとなり0時以降の営業を禁止されています。


「接待」とは法律では「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」


つまりは横とかに座ってイチャイチャすることなので
「うちはカウンター越しに普通に接客している

だけなので”接待”は行っていませんよ」

という建て付けのもとで


「深夜における酒類提供飲食店営業」という
普通のBARと同じ申請だけで深夜営業を行っているわけです。


「従業員がたまたまカワイイ女の子なだけで普通のBARなんです!」
って言い訳で成り立っているんですね。

それにしてはアイツらドリンク代で稼ぐ気マンマンですが。


ただ、こういった「法律の文言の解釈と回避」
ってのはどの業界でもよくあることじゃないでしょうか。


以前、僕が担当した屋外イベントで
「法律上はこのイベントスペース(公共の広場)では
車の留め置きは認めない」


という制限の中で新型車を展示しなければならなかったことがありました。



その際は、自治体の担当者と相談しながらタイヤの外側に
微妙に板や布を貼って


「これは車ではなく車に似た形をした展示物です」
という言い訳で乗り切りました。


車の定義とはタイヤが駆動するものだけど
この車はタイヤ部分に布や板が貼られているため
駆動できないので


これはもはや車とは呼べない。

その板の形がタイヤのデザインになっているのは偶然です。


と、こんなよく分からない言い訳でも理屈が
つけられれば自治体も警察も許可を出してくれるのです。


あと、人気の商業施設の中に臨時の飲食店を開設する際も
保健所の見解「調理スペースは外部と隔離するために
四方の壁と天井を設けること」


と消防署の見解「火災時にスプリンクラーが
機能するように天井を作らないこと」

が真っ向からぶつかったことがありました。



片方の条件を守ると片方の条件がアウトになるのに
両方の許可を取らないと営業できないという理不尽です。



これも頭をひねって、格子状の隙間だらけの壁で
天井を設ければ一応は敷居が存在するし
スプリンクラーの放水時は水を阻害しないので
双方ともに問題ないことになります。


これを思いついた時には一休さんばりの
とんちに自分にキスしたいくらいでしたけど


その後この手法を他でもよく見かけるように
なったので実は結構な発明だったのかもしれません。




屋内でその場で調理する系の臨時飲食ブースはだいたい天井が網か格子状になっていますので機会があれば是非見てみてください。

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