ユネスコ無形文化遺産にナマハゲなど8県の「来訪神」|忍者猫 ブログ

ユネスコ無形文化遺産にナマハゲなど8県の「来訪神」


ユネスコ無形文化遺産にナマハゲなど
8県の「来訪神」


インド洋・モーリシャスで開催中の
国連教育科学文化機関(ユネスコ)
の政府間委員会は28日
無形文化遺産に

「男鹿(おが)のナマハゲ」(秋田県)
など8県の10行事で構成される

「来訪神(らいほうしん)
 仮面・仮装の神々」を登録する
ことを決定した。

平成21年に単独で登録された
「甑島(こしきじま)のトシドン」
(鹿児島県)に、新たに9行事を
加えて1つの遺産として申請していた

日本国内の無形文化遺産は21件で
変わらない。

来訪神は、季節の変わり目に異世界から
の神に扮(ふん)した住民が家々を巡り
災厄を払う民俗行事。集落全体で伝承し
地域の絆を強める役割を果たす。

起源は分かっておらず、何世代も
受け継ぐ間に鬼のイメージが定着
した地域もある。

10行事はいずれも国の
重要無形民俗文化財に指定され
保護が図られてきた。

アワビの殻を吊(つ)り下げた
「吉浜(よしはま)のスネカ」
(岩手県)や

渦巻き模様の耳を持つ
「薩摩硫黄島のメンドン」(鹿児島県)
など多様な姿をとり

地域の素材で神の姿を可視化する
豊かな創造性が評価された。

ナマハゲは、芸術家の故岡本太郎が
紹介するなど昭和30年代にマスコミを
通じて広く知られた。

80超の町内会で継承され、観光振興に
役立っている。

平成23年に単独での登録を目指したが
トシドンとの類似性を指摘され
見送られたため、政府はトシドンを含む
グループとして提案。

評価機関が今年10月、登録を
勧告していた。

ナマハゲ以外は数カ所の集落だけで
行われている。

少子高齢化と過疎化で継承が難しく
なる中、登録は地域の魅力を発信する
機会として期待されている。

文化庁の調査官は
「変化の激しい現代に同じ行事を
繰り返すのは難しく、続いていること
自体に大きな価値がある」と
指摘している。

登録される行事はこのほか

「米川(よねかわ)の水かぶり」
(宮城県)

「遊佐(ゆざ)の小正月行事」
(山形県)

「能登のアマメハギ」
(石川県)

「見島(みしま)のカセドリ」

(佐賀県)
「悪石島(あくせきじま)のボゼ」

(鹿児島県)
「宮古島のパーントゥ」

(沖縄県)-の6つ。






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