アメリカの飢餓・肥満問題 結局 会社が儲かるためにしてるのか|忍者猫 ブログ

アメリカの飢餓・肥満問題 結局 会社が儲かるためにしてるのか

アメリカの飢餓・肥満問題 結局 会社が儲かるためにしてるのか



ピザが野菜



子どもの3人に1人が肥満の国 アメリカ


ドキュメンタリー映画なんですけども。『Fed Up』
というタイトルのドキュメンタリー映画を
紹介したいんですが。『Fed』っていうのは
『Feed』っていう言葉があって、

『餌をあげる・食べ物をあげる』っていう意味の単語なんですね。

『Fed Up』っていうのは
『もう食べられないよ、もうたくさんだよ、うんざりだよ』
っていう意味なんですよ。


っていうタイトルのドキュメンタリー映画なんですけど。
これは4人の子どもが出てきまして。

4人とも、すっごい肥満で太っているアメリカ人
の子どもたちがいてですね。


で、どうしてこの子たちが太ってしまったか?
っていうことを追っかけていくドキュメンタリー映画なんですね。



(町山智浩)で、彼らは診断されたらですね、糖尿病になってるんですよ。



(町山智浩)子どものうちに。アメリカは現在ですね、子どもの3人に1人が肥満なんですよ。



(町山智浩)子どもの3人に1人が肥満で。
その3人に1人も糖尿病の可能性がある状態なんですよ。


で、もう子どもたちも大変は状態になっているから、なんとか痩せようとするんだけど、なかなか痩せられないんですね。


運動とかしてるんですけど、ぜんぜん効き目がないんですよ。
どうしてそうなっていってしまったのか?っていうことを日常生活を見ながら追っていって、最終的には痩せる方向に向かわせるっていうのが『Fed Up』っていう映画なんですけども。


この『Fed Up』っていうタイトルは、『もうたくさんだ』って言ってるんですけど、なにがたくさんだって言ってるかっていうとですね、糖質なんですよ。



(町山智浩)食べ物のなかにある糖質。糖分であるとか、炭水化物ですよね。
そういったものは糖質ですけども。糖に変わるからです。

体の中で。それが、とにかくアメリカは異常に多いんですね。
で、日本の子どもとか見ても、僕、日本にたまに帰ると思うんですけど。みんなヒョロヒョロじゃないですか。痩せてて。


(町山智浩)ないですよね。アメリカも、僕の住んでいるあたりはあまりないんですよ。
だから、見ないんで、そんなに肥満が多いって聞いてびっくりするんですけども。

この映画で紹介されるのは田舎の方の子たちなんですね。南部とか中西部とか。
で、実はその肥満になっている子どもたちの多くが、
田舎に住んでいる貧乏な子たちなんですよ。




(町山智浩)あのね、食べる量じゃなかったんですね。
太るかどうかっていうのは。

で、カロリーだって言われて、カロリーを減らしたりするんですけど、
それがそんなに関係なかったんですよ。運動でもなかったんですよ。
っていうのは、運動で食べた糖分とかを燃焼しようとするのは、
実際は不可能に近いんですよ。


(町山智浩)コーラとか1杯飲んで、中に砂糖が小さじで10杯分以上入っているんですけど。
それを燃焼させるには、それこそもう、20分ぐらいランニングしたりしなきゃいけないんで。
そんなこと、できないわけですよ。


人間って。毎日。コーラ1本飲むたびに20分ランニングとか、できないわけですよ。
だから、運動で食べたものを消費するっていうのは不可能なんですね。

それで痩せることは実際に不可能なんで、糖質を減らすしかないんですよ。
なぜカロリーよりも糖質が問題なのか?っていうと、この映画の中でもはっきりとわかるんですけども。この子たちは加工食品しか食べてないんですよ。



(町山智浩)田舎とか貧しいところに住んでいる子たちっていうのは、ほとんど家の近くに野菜とか果物を売っている店がないんです。



で、アメリカって日本のような小さいスーパーマーケットっていうのはほとんど絶滅しちゃったんですよ。



(町山智浩)もう本当に巨大なスーパーマーケットしかないんですよ。
アメリカっていうのは。スーパーっていうのは、だいたい。

で、巨大スーパーだと、大きい駐車場があって、大量に人が入ってくるんで、
でっかいビジネスになるから集中してって。ちっちゃい店が全部潰れたんですね。




(町山智浩)だから小さい食料品店には、せいぜいあって缶詰。ソーセージ。
加工食品しか置けないんですよ。傷んじゃうから。新鮮なものが置けないんですね。
で、そういうところでしか食べられないから。


アメリカはね、車社会って言われてますけど
貧しい人たちって車を持っていない人が多いんですよ。
だから、野菜とか買いにいけないんですよ。



アメリカでは。これ、『食べ物砂漠』っていうことかな?
翻訳すると。で、そういう地域っていうのがあってですね


そこにアメリカ中の2350万人が住んでいると言われてるんですよ。


(町山智浩)東京の2倍以上の人口の人たちが
歩いて野菜や果物が買えるところに住んでないんですね。
これ、すごいんです。

アメリカの政府はですね、フードのチケットといってですね
食べ物を買うための補助金を貧しい人たちに与えてるんですね。

カードとかいろんな形でですね、その人たちは食費を
援助を受けてるんですけども。


ところが、スーパーとかにわざわざ行ったり
食料品店に行くとまず野菜がないっていう状態があるんですけども。
もしあるところに行っても、彼らは野菜とか果物を買わないんですよ。

2010年に法制化した『Healthy Hunger-Free Kids Act』っていうのがありまして。

これ、『健康で飢えのない子どもたちのための法』っていう意味なんですけども。

ヘルシー法っていう風にいま、略しますけども。

このヘルシー法で学校給食から禁じられたものって
いうのはなにか?っていうとですね

コーラ、ソーダ、ジュース、フライドポテト、フライドチキン、キャンディー、ゼリー・・・


アメリカの多くの、貧しい地域の学校、小学校には学校の中にコーラの自動販売機があります。


(町山智浩)これはどうしてか?っていうと、コーラとかそういうジャンクフードの会社が、学校に援助するんですよ。資金を。

それで給食とかに自分たちの飲み物とか食べ物を導入させたり、自動販売機を置くんですね。

で、アメリカは各学校は州とか市がですね、運営してるんですけども。


各地方自治体、経営が上手くいってないし、特に貧しい地域は学校のお金がないんですね。
だから、コーラ会社とかが来て、『自動販売機を置かせてください。

その代わりに跳び箱をあげます、鉄棒を作ってあげます』
って言われると、自動販売機を置かせちゃうんですよ。


で、アメリカの学校給食の75%にジャンクフード会社が入ってるんですよ。
ピザとかが出るんですよ。学校給食で。75%ですよ。

だから、冷凍ピザとかが出るんですよ。

これはまず、要するに学校給食を作る人たちっていうのを
雇えないっていう貧しい状態があるわけですよ。


でも、冷凍ピザならすぐ出せるでしょ?
で、しかもものすごく安く卸すんですよ。業者は。


だから栄養士協会、いままでずーっとアメリカの学校給食を

やっていたにも関わらず、ほとんどジャンクフード。

75%ジャンクフードだったのは彼らがジャンクフード会社
からお金もらって食っているからなんですよ。


ミシェル・オバマさんがやっている『Let’s move』っていう
肥満対策運動自体に資金を出しているのもジャンクフード会社なんです。

要するに、ピザが排除されちゃうから

『ピザにはトマトソースが入っているから野菜なんだ』
っていうことでもって、無理やりこの法律から排除されないようにしたんですよ。

下院議会が採決したんです。ピザが野菜だっていう。









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