日本製のタイヤと韓国製 アジアタイヤ 価格差の理由は?
タイヤは見た目はただの黒い物体なので違いは
目視ではほとんどわかりません。
わかるとすれば溝のパターン位です。
しかしそれも同じようなもので値段が非常に違うと
何なんだろうと思うと思いますが、ゴムの素材(成分や添加剤)の違いになります。
ただそれだけかと思いますがタイヤメーカーが
研究開発しているところはこのゴム成分や
溝のパターンに巨額の資金を投入しているのです。
それにより耐久性やグリップ力、静粛性などが変わってきます。
究極は耐久性があり、抵抗が無く(燃費が良い)
雨の日でも滑らず、高速でも安定し100キロ以上などで
高速走行してもロードノイズが出ないという事です。
しかしながらグリップ力を上げれば持ちが悪くなり
うるさくなり、燃費も悪くなり
逆にグリップ力をなくせば燃費は良くなり
音も静かになっていきます。
雨の日のグリップ力を良くしようとすると
晴れている時のハンドリングが悪くなる。
燃費を良くしようとするとグリップ力が無くなる。
耐久性を良くしようとするとゴツゴツした乗り心地とノイズが出る。
など相反するものです。
その組み合わせを素材の研究とタイヤの溝のパターンの
組み合わせで生み出しています。
そして相反する性能を兼ね備えた製品を
日本メーカーは作り続けています。
値段の差は性能の差(開発費用の差)です。
言わずとも日本のブリジストンは世界ナンバーワンで
静粛性と安定性のプレミアムタイヤから
スポーツ走行用のハイグリップタイヤまで
様々なカテゴリーのタイヤで総合的に
ハイレベルのタイヤが創れます。
すべてが開発にかける費用とその開発による製品を
実現する工場に掛ける高性能機材の費用です。
その代わりに値段も高価格帯で高機能の製品が作れます。
またアジアタイヤと言われるメーカーも今は
ヨーロッパやアメリカメーカーの下請け
(もちろん日本の下請け)を行っていたり
有名メーカーの工場の買収やタイヤ製造レシピを
購入し同じ品質のものを作っている事もあります。
上記の様にコストを掛けたアジアタイヤは
品質の良い安心できるものは高く売られてきていますので
要は開発にコストを掛けずタイヤの性能が悪い
(グリップしない、うるさい、すぐに溝が無くなる、破裂する)ものが安いだけです。
タイヤ以外の物でもいえる事ですが、良いものは高く、粗悪なものは安いのです。
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