「記念日自殺」という病  年末に高齢者の自殺が増加する  人生は悲しいね|忍者猫 ブログ

「記念日自殺」という病  年末に高齢者の自殺が増加する  人生は悲しいね

「記念日自殺」という病  年末に高齢者の自殺が増加する  人生は悲しい

「記念日自殺」という病

「記念日自殺」

誕生日、敬老の日などにも
自殺リスクが高まると言われている。
構造は同じで、記念日にこそ、彼らは孤独を膨らませるからだ。




年末が近づくにつれて、世間ではクリスマスやお正月
イベントを心待ちにするムードが高まる。

だが、年末の華やかな行事の裏で、この時期に
少なくない高齢者が自ら命を絶っていることを知っているだろうか。


高齢者の中で自殺原因1位は…

一般的に子供の自殺が夏の時期に多く発生しているとされているのは有名だ。

1学期の間に問題をため込み、夏休みの間はなんとか心を
保っていたものの


2学期になって再び学校へ行かなければならなくなる。
そのストレスが子供を追いつめ、自殺へと駆り立てることがあるからだ。


大人も含めて曜日ごとでいえば、月曜日が有意に多い。
週末の休みが終わり、いざ学校や会社へ行かなければならなくなった時に
希死念慮が高まって自ら命を絶つことがあるのだ。

では、高齢者はどうなっているのだろう。


人が自殺に至るまでには、4つほどの理由があるとされている。

複数の要因が絡み合って精神的に追いつめられていくのだ。

そして、高齢者の中で自殺の要因の6~7割を占めるのが
「健康問題」だ。


がんが再発した、体の痛みがなくならない、自力で歩くことができなくなった。
加齢によって健康を損なうことで生きる意味を見出せなくなるのだ。



それ単体ということではなく、これに加えて経済的な問題や
家族の問題など別の要因が絡み合うことで、高齢者は自殺
へと追いつめられているのだ。

自殺者の大半は、その直前にうつ病などの
精神疾患を患っているといわれるのはそのためだ。


複数の要因によって心を病み、そこから生じる

「死んでしまいたい」という希死念慮によって
自分をコントロールできない中で命を断つのである。


東北の小さな田舎町で暮らしていた。数年前に妻に先立たれた後は
経済的な事情でアパートに引っ越して一人暮らしだった。

近所には知り合いもおらず、年金で細々とした暮らしをしていたらしい。

そんなある日、男性は玄関で転倒して足を骨折したのを
きっかけに次々と体に不具合が生じる。


腰を痛める、疾患が見つかる、体力の低下で歩けなくなる……。
体のバランスが崩れてしまったのだろう。


そんなある日、男性の自尊心を粉々に打ち砕くことが起こる。
男性がボヤを起こしてしまったのだ。


幸い、大事には至らなかったが、彼にしてみれば
自分の衰えを嫌というほど突きつけられた出来事だっただろう。


息子からは「もう一人暮らしはダメだ」と言われ
大家からもアパートを出ていくよう求められた。


他の住民から「一緒には住めない」という声も上がっていたようだ。
数か月後、男性は別のアパートに引っ越しを余儀なくされることになった。

これがショックだったのは間違いない。
引っ越しの2日前、彼は包丁で自分の首を切って命を絶ったという。


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