【なぜ時間は流れるのか? 時を超えた世界「時間とは何か?」|忍者猫 ブログ

【なぜ時間は流れるのか? 時を超えた世界 「時間とは何か?」

【なぜ時間は流れるのか? 時を超えた世界
「時間とは何か?」

という問いが、物理学者や哲学者の間では、真剣に議論されるテーマになってきたことは、知る人ぞ知ることです。

それと関連して、「現在とは何か?」というテーマが、やはり物理学者や哲学者の間で真剣に議論される事もあります。

こうした問題自体が無意味だとして、真剣に議論すべきテーマと見做さない物理学者や哲学者も一定数いそうですが


僕は、このテーマは学問的にも意味があるし、スピリチュアルな世界観とも深く関係していると考えてきた一人でした。

量子力学的な世界観では、時間の矢が過去から未来へと流れるのを説明できないという事実が、このテーマを議論する際のひとつの背景だとされています。

この事実は、スピリチュアルな世界観との関連としては、2つの側面に関係していると考えられます。

ひとつは、スピリチュアルな世界観が量子力学を超えていること、量子力学ではスピリチュアルな世界観が原理的に説明できないことを意味しています。

なぜなら、少し専門的な話になりますが、量子力学の理論自体には、波動関数の崩壊がなぜ起こるかの説明が含まれてないからです。

それを逆手にとって、スピリチュアルな世界観と結びつける考え方もあり得るかもしれないですが


量子力学に時間の矢が説明できないことをスピリチュアルな世界観と結びつけるのは、実際には関連性があるとは言えないことを無理に結びつける論理の飛躍としか言いようがありません。

しかし、量子力学に由来する波動関数の崩壊についての哲学的な説明なら、スピリチュアルな世界観と密接に結びつけることも可能だと思えます。

そして量子力学とスピリチュアルな世界観に接点があるとしたら、多分それしか有り得ないと思うのです。

そして、これはとても重要な視点になる筈です。

量子力学には昔から解明されてないミステリーがあります。

近年の研究では、ノーベル賞の受賞対象にもなった非局所的相関の実験的検証によって、ミステリーの全容解明へ向けた一歩前進がありました。

でも、この非局所相関の実験的な解明は、スピリチュアルな世界観のアナロジーとしての


説明原理の基礎にはなり得ても、その手の説明がアナロジー以上にならないのは明らかなのです。

ヒーリングのエネルギーは、おそらく時間の制約を超えて瞬時に伝わる

量子の世界で非局所相関が実験的に検証されたことは、ヒーリングのエネルギーの作用機序を説明する際のアナロジーとして役立つのですが、


でも「ヒーリングのエネルギーの源泉は何なのか?」という説明は、非局所相関という事実から可能になる訳でもありません。

あくまでアナロジー的な説明として役立つだけなのです。

量子力学を巡るミステリーは、より深淵な問題と関連しています。

そこで問題なのは、そもそも波動関数の崩壊が物理学的に説明できるのかどうか、ということです。

量子力学はシュレージンガーの波動方程式を基礎としていて、その波動方程式自体は決定論的な世界観を表現しているので

それは何らスピリチュアルな世界観と関連性がないわけです。

ただ、波動方程自体は時間に対して対称的なのに対して、波動関数の崩壊が時間の矢と関連性があることを指摘できる可能性はあります。

量子力学の解釈問題として最初に世に出たコペンハーゲン解釈では

波動関数の崩壊と人間の意識を結びつける見解が語られるようになり、そこから時間についての一つの哲学的な考えが発展していきました。

「時間とは何か?」というテーマを追及してきた物理学者の代表的な見解の一つは


結局
のところ、物理学的には時間は流れは理論的に解明できない、時間の流れはあくまで主観的なものだ、ということです。

しかし、この問題は単純に上記のような主観的な結論に収まるのではなく、普遍性のあるスピリチュアルな世界観と関連しています。

さらに、こうした物理学者が辿り着いた結論は

「時間とは何か?」

「現在とは何か?」という問いに対するスピリチュアルな世界観からの解答の可能性を示唆してもいます。

だいぶ難解な話題になってしまいましたが、上記のテーマとスピリチュアルな世界観との関連性を語る際には

僕は非二元についての理解が、間違いなく鍵になると思っています。

スピリチュアルな世界観を語る際に、非二元の教えが決定的に重要なのを、この後の投稿では少し具体的な形で説明したいと思います。
 


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