アマゾンはなぜ送料無料に出来るか?  長期的利益を視野に入れた戦略|忍者猫 ブログ

アマゾンはなぜ送料無料に出来るか?  長期的利益を視野に入れた戦略

アマゾンはなぜ送料無料に出来るか?  長期的利益を視野に入れた戦略

300円とか500円の商品でも送料無料

アマゾンが発送する商品を送料無料にできるのは、
運送会社との契約により運賃が非常に抑えられていることが一因です。

そして、宅配便だけではなく、メール便も使うことで安く配送しています。


また、特に書籍に関しては同業他社でも
無料配送を行っているサイトがあり対抗という側面もあるでしょう。


なお、アマゾンジャパン社長は、
無料配送キャンペーンを長期的利益を視野に入れた戦略であると語っています。

「われわれは短期的な利益は重視していない。
長期的な成功が目標だ。


アマゾンには、顧客に喜んでもらえるナンバーワンの価値を提供し続ければ
必ず成功できるという企業哲学がある」



[運送会社との大口契約による運賃について]


アマゾンは送料無料にできるのは、
法人契約により運賃が非常に抑えられていることも一因です。

また、宅配便だけではなく、
受取時に署名捺印を必要としない
メール便を使うことで安く配送しています。


(もちろん、「送料無料」としていても、
配送会社にアマゾンは支払しています。)



大量に荷物を発送する法人の契約では、我々が普段目にする
定価運賃に比べはるかに安い運賃で契約となっています。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090520/195244/



アマゾンは1日当たり平均10万個以上の出荷があるとの指摘もあり
相当な価格交渉ができるものと考えられます。



(以下『潜入ルポアマゾン・ドット・コムの光と影』より引用)



送料が無料になると、日通の取り分も減るのですか?

「まさか、それはないよ。日通は1件ごとに配送料をもらっている。
無料となるのは、アマゾンが持ち出しているからだ。』


『日通がどれだけもらっているかって?
お客さんがアマゾンに払っているのと同じくらいだ」


アマゾンの送料は300円だから、日通の取り分も約300円ということだ。』



なお、日本通運は
ペリカン便(宅配便)事業を切り離しJPエクスプレスが承継、
さらにそののちJP日本郵便が継承しています。


また、アマゾンが発送する商品の配送は、
佐川急便がメインになっています。
(一部にはJP日本郵便、カトーレック、ヤマトでの配送もあります)


おそろしく熾烈な競争があるのですね




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