年金を払っていないフリーター　老後はどうする？　　「年金よりも生活保護がお得」ですが・・・｜忍者猫　ブログ

年金を払っていないフリーター　老後はどうする？　　「年金よりも生活保護がお得」ですが・・・

以前からマスコミが「年金制度は破綻する」
と延々と主張し続けた事で

「破綻する年金は払わない」と未払いを決めた方と

生活が苦しいので年金が払えない方
（フリーター等低収入に依る生活困窮者の方なら
申請を行えば支払いを減免されると云う制度を
御存知無いのだろうと思います）



そして、老後に国民年金を満額受給しても
生きていけないから払わないと云う主張をなさる方
等が存在するのだと思います。


マスコミが提示するデータでは


「年金で暮らしている高齢者の5人に1人は生活保護以下
の年金収入で暮らしている」


事からも、年金掛金を払って老後年金を受給するよりも
働ける内は働いて、働けなくなったら
生活保護を受給すれば良いとお考えなのだと思います。


（又は、今は、特に何も考えていないのカモ知れません）


マスコミが番組中で提示していた「年金よりも生活保護がお得な理由」としては

国民年金の倍額の生活保護費
家賃の支給
医療費の免除
各種税金・公共料金の免除

です。
勿論、生活保護を受給する為には条件が有ります。


預金がないこと
売却できる資産がないこと
扶養してくれる親族がいないこと
病気や高齢などで働くことができないこと



ですが、年金を払っていないフリーターの方には
達成が難しい条件では無いのカモ知れません。

「年金よりも生活保護がお得な理由」



国民年金の倍額の生活保護費


もし国民年金しか加入していなかったケースですと年額約78万円
1ヶ月6.5万円ですが、生活保護なら月額13万円
（東京都の場合）支給されます。

生活困窮レベルの低収入である場合なら
国民年金を真面目に払っていた人の方が
損する仕組みになっています。

（尚、厚生年金に御加入の方なら、生活保護費同等の年金が受給出来ます）


2. 家賃の支給


生活保護の受給が認められると、生活扶助費が支給されますが
その他にも生活扶助費とは別に住宅扶助費(家賃)が
支給されます。


家賃の上限額は地域によって定められていますが
東京都の場合は53,700円が上限となります。


3. 医療費の免除

社会問題化していますが
現状までは生活保護を受給している方の
医療費は全額免除されます。

（通院の手段が無い場合は、通院する手段も補助されます）

4. 各種税金・公共料金の免除

生活保護を受給している方は、所得税、住民税、年金
健康保険、NHK受信料、水道基本料金など各種税金
公共料金が免除されます。


尚、国民年金を満額受給している方でも生活保護を受ける事は
可能ですが、その場合も地域毎の生活保護費を超える事は
有りませんから

受給している年金分だけ引かれた生活保護費が支給されます。


・・・と云う制度です。


この論調はマスコミが延々と提示し続けた論調ですが
老後への貯蓄が可能な方なら兎も角

低収入に依る生活困窮者が國民年金掛金を無理矢理捻出するのと
支払いをしないと云う選択をするのと、どちらが得だと皆さんはお考えでしょうか？


一般的な認識として、国民年金受給者より
少しだけ生活保護者の方が良い生活が出来るのカモ？


とお考えだと思いますが、厚生年金受給者でも・・・
日々の生活がギリギリで貯蓄等の財産形成が
出来ない低所得だった場合は


生活保護者の方が良い生活が送れるのカモ知れないと
云うマスコミの言説を否定する事は容易では有りません。


このままでは年金を真面目に支払っている国民の公平性が保たれず
年金制度含めて不信感がますます増長してしまいます。


ですから、生活保護費を現金支給するのではなく

クーポン式や現物支給にする等の議論や
ベーシックインカムへの議論が行われる様になっているのだと思います。



３０有余年に及ぶ景気低迷に次ぐコロナ禍から
個人も社会もフリーライダー潰しに躍起になっています。


年金受給者の基礎年金部分と、生活保護者の保護費を
一体化してベーシックインカムとする事で


国民の不公平感を一蹴し、年金制度への不信感の払拭が必要な
時期に来ているのカモ知れません。