【ヒマラヤ聖者の教え】実は万人向けの普遍的な教え|忍者猫 ブログ

【ヒマラヤ聖者の教え】実は万人向けの普遍的な教え

【ヒマラヤ聖者の教え】実は万人向けの普遍的な教え



説明する必要がある重要な論点が幾つもあるのですが、時間も限られているので、とりあえずかなり簡潔な説明だけにします。

まず最初に重要なこととして指摘しておく必要があるのは、優れた聖者の教えほど、一見特殊なものに見えても、実は万人向けの普遍的な教えだということです。

つまり、私には関係ない、とは決して言えない、誰の人生にも当てはまる教えが、ヒマラヤ聖者の教えの核心部分には、含まれているということです。

しかも、それは一般には十分に知られてない真実の教えであり、誰にとっても人生の重要な鍵が、その教えから導ける・・・、そんな教えだとも言えるのです。

こうした判断に至るには、かなりの歳月を要したのですが、今では、それは確信を持って断言できます。

真にスピリチュアルな観点からすると、大多数の人々は、スピリチュアルな探究のスタート地点にも至らないまま、人生を浪費していることご多いものです。

有名な青い鳥の話に喩えると、青い鳥を探す探究の旅に出ることすらなく、それでは青い鳥を見つけることは無理だという話でもあります。

青い鳥の寓話の喩えとしては、以上の説明は間違っていると思われがちですが、スピリチュアルな探究の喩えとして考えれば、決して間違ってはいません。

ヒマラヤでの体験記やヒマラヤ聖者にまつわる話は、詳しく語るとかなりの長文になるのですが、神秘体験の話題とカルマについての話題は重要なので外せません。

それから、ヒマラヤ聖者から直接聞いている教えの重要なエッセンスの中には、スピリチュアルな探究の基本に関することから、チャクラのワークの実践的なテクニックなどに至るまで、いろいろ多様な側面があります。

ヒマラヤ聖者から直接聞いていることの中には、大多数の人には無関係な話題もありますが、そこから得られる洞察には万人向けの話題に繋がることもあるので、少し脱線した話もする予定です。

まず、ヒマラヤ聖者の教えにまつわる誤解を解くことから話を始めます。

ヒマラヤ聖者の教えに関する誤解は、最初に指摘したように、それは何か特別な世界の教えであり、特別な人向けの教えだという、漠然とながら広まっている間違った認識に関係しています。

そんな誤解が生じるのには、それ相当の原因があります。

僕が知る限りでは、誤解が生まれる原因は、ヒマラヤ聖者について語っている何冊かの本にあります。

具体的には、「ヒマラヤ聖者の生活探究」のシリーズや、有名なヒマラヤ聖者でもあるヨガナンダの「あるヨギの自叙伝」などが誤解を生み出す要因になっています。

こうした事実は、ほとんど指摘する人がいないので、「そんな馬鹿な!」と言われそうなのですが、上記の批判が正当だと考えられる、それ相当の理由があります。

まず、「ヒマラヤ聖者の生活探究」は、ヒマラヤ聖者自身が書いた本ではなく、ヒマラヤを旅した西洋人によって書かれた旅の記録であり、著者自身がヒマラヤ聖者の世界を内側から知ったわけではなく、あくまで表面的に体験したことの記録に過ぎません。

それから、ヨガナンダの自叙伝は、本人自身が偉大なヒマラヤ聖者なので、本の内容には信憑性があると見做されがちなのですが、残念ながら少なからず内容には脚色があるのです。

それを知ったのは、インドにあるヨガナンダのアシュラムである「ヨゴダ・サットサング」という所を訪れた時のことでした。

スワミ・ニルバーナンダ師という、そのアシュラムの指導者にヨガナンダの本の中身について質問したら、驚くべきことに、「あるヨギの自叙伝」には事実とは異なる脚色が多い、という返答が返ってきたのです。

その言葉は決して方便ではなく、紛れもない真実だと判断できる言い方でした。

グルとして尊敬されている、ヨガナンダの後継者とも言える指導者が語っていたことなので、その言葉には否定しようのない真実の響きがありました。

しかも、それから3、4年後にヒマラヤで修行するようになった時に、親しくしていたヒマラヤ聖者からも、やはりヨガナンダの本には誇張や脚色がある、という話を聞く機会がありました。

多くの人々にヒマラヤ聖者の世界への憧れの想いを喚起するために、意図的な誇張や脚色をしたのは、インドのグルらしいと思うのですが、それが時としてマイナスに作用してしまうのも事実なのです。

ヨガナンダの本は非常に興味深いので、読むことはお勧めしますが、そんな難点があるのも事実なのです。

そして、ヒマラヤ聖者の教えが、一般の人々とは無関係の雲の上の話みたいに思わせてしまう、そんな傾向を助長したことは、何よりも今の時点からすると、ヨガナンダの本の大きな問題でした。

具体的に、この本のどこに誇張や脚色があると判断できるかは、ちょっと本題からは外れた余談になるのですが、またの機会に少し詳しく説明します。


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