現在はエイズは不治の病ではありません  抗レトロウイルス療法(ART)|忍者猫 ブログ

現在はエイズは不治の病ではありません  抗レトロウイルス療法(ART)


現在はエイズは不治の病ではありません

適切な治療を受ければ、非感染者と変わらない寿命を全うすることができます。

2023年10月31日現在、エイズは完全な根治はされていませんが

治療薬の進歩により、体内のHIVの増殖を抑え、免疫力を維持することが
可能になっています。

そのため、エイズを発症しても、適切な治療を受ければ、健康的な生活を送ることができます。

具体的には、2020年のアメリカ国立衛生研究所(NIH)の研究によると


抗レトロウイルス療法(ART)を受けているHIV感染者の平均余命は
非感染者と変わらない90歳までとされています。

また、2022年の国立感染症研究所の研究によると、日本におけるHIV感染者の死亡率は
2010年から2020年にかけて、ART導入前の10倍以上から
非感染者と変わらない水準まで低下しています。

ただし、ARTは生涯にわたって服用する必要があり、治療費も高額であるため
経済的・社会的支援が不可欠です。

また、ARTの副作用として、脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病が起こるリスクも高まります。

そのため、エイズは不治の病ではないとはいえ、感染予防対策が重要です。

具体的には、コンドームやPrEPの使用、性感染症の検査・治療、セックスパートナーの限定などが挙げられます。

なお、死ぬ確率は、治療の有無や適切さ、感染者の年齢や健康状態などによって異なります。

一般的には、ARTを受けていないHIV感染者の場合、エイズ発症から5年以内に死亡する確率は約50%とされています。

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