「100円だけでも貸してくれませんか」  母と娘が飛び込み自殺 小田急小田原線 玉川学園前駅|忍者猫 ブログ

「100円だけでも貸してくれませんか」  母と娘が飛び込み自殺 小田急小田原線 玉川学園前駅

母と娘が飛び込み自殺 小田原線 玉川学園前駅   遺体が損傷激しく身元特定4日後 「100円だけでも貸してくれませんか」



母と娘が飛び込んだ小田急小田原線の玉川学園前駅.jpg



小田急小田原線の玉川学園前駅(東京都町田市)で

深夜、神奈川県座間市に住む母親(87)と
同居する娘(52)が、ともに特急列車に飛び込み、亡くなった。


母娘は事故の数カ月前から、近隣住民に金銭を借りて回り
トラブルになっていたという。

週末の深夜、誰にも救いの手を差し伸べられることもなく
心中の道へと突き進んだ母娘。何が2人を追い詰めたのか。


何度も飛び込もうとしてはためらう映像

事故が起きたのは午後11時10分ごろ。


亡くなったのは、神奈川県座間市に住む無職、佐々木洋子さん(87)と
同居する娘で職業不詳、泰子さん(52)。


防犯カメラ画像には、母娘が横並びで同駅2番線ホーム中央付近
から線路に飛び降りる様子が写っていた。


その直後、スピードを保ったまま駅に入ってきた
特急ロマンスカー「はこね72号」
新宿行きの通過列車にはねられ、死亡した。


2人は事故の約1時間前に同駅に到着。
駅ホーム上を往復し、何度も飛び込もうとしては、ためらう様子が記録されていた。


同駅にホームドアは設置されておらず、2人は意を決したかのように
列車の通過に合わせて、小走りで線路に身を投げたという。



その間、同駅には約10分おきに電車が停車していた。
駅員や電車から降りる人、乗り込む人たちがいながらも
手を差し伸べられることなく、寒空のもと約1時間

電車を見送りながら逡巡した後に心中した母娘。

特急列車に衝突した遺体の損傷は激しく、身元が特定できたのは
事故から4日後のことだった。


駅のホームに残されていたバッグ内に遺書はなく
電話番号が書かれたメモ書きが残っていただけだった。


母娘はお金に困っていた


ある捜査関係者は


「自宅にも遺書はなかった。なぜこの駅で2人が自殺したのか、はっきりとした動機はわからない。
だが、親族の話によると、2人は数年前からお金に困っていたようだ。
親族は別の場所で暮らしており、疎遠気味だったと思われる」という。



事故現場の同駅から3駅先の小田急相模原駅(神奈川県相模原市南区)。
同駅から歩いて約15分ほどの閑静な住宅街にある
築約30年の古びた3階建てマンションの1階で、母娘は2人で暮らしていた。



近隣住民らによると、母娘は数年前にマンションに2人で越してきた。
母親は小太りで小柄。80歳代に見えないほど元気で明るく、柔和で愛想がよかった。


リュックを背負って買い物に行くなど、活発だった。
それに比べて娘は暗い印象で、1人でよくどこかへと出掛けていた。


近所付き合いは少なかったが、時折一緒に歩いている姿は、ごく普通の仲の良さそうな母娘だったという。



「娘は精神を病んで会社勤めを辞めた」
「どうしても100円足りなくて」


だが、2018年頃から異変は始まった。同じマンションに住む女性はこう振り返る。


「以前、『娘は会社勤めをしていたが精神を病んでしまって辞めた』
と母親から聞いた。


たまにコンビニエンスストアでアルバイトをしていたと聞いたこともあるが
実際に働いていたかはわからない。


2人の人柄からは想像できないが、3年前くらいから
うちに度々『お金を貸してほしい』と来るようになった。

同じマンションの別の住人からもお金を借りていたようだ」



「どうしても100円足りなくて・……。100円だけでも貸してもらえませんか」

 2020年10月上旬に1年半以上ぶりに母親が女性宅を訪ねて来て、こうせがんだという。


さすがにあげた。


『亡くなった旦那の弟の遺産4億円を生前相続するために弁護士費用が必要だから』
と理由を説明された。


そうしたら、その日の夕方に娘が来て
『またいくらか貸してほしい』と。

これ以上来られても困るので、もう断った












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